番組情報
2024.03.13

“呼子のイカ”を支える小さな主役

色とりどりにずらりと並んだこちらは「エギ」と呼ばれるもの。イカを釣る時に使う疑似餌です。
有田町にあるキーストン。創業25年。イカ釣りの道具を製造・販売している会社です。

キャプチャ01

店内にはおよそ1000アイテム。イカ釣りの愛好家や漁師から高い支持を得ています。
イカは警戒心が強いため、食いつかせるには生きているような動きで誘う必要があります。
釣り人の腕はもちろんエギの動きが釣果を左右するんです。

キャプチャ02

だからこそ、素材も製法もこだわり抜きました。
一見大量生産による製品見えますが実は工程の大半が手作業によるものです。
軽いものだとわずか10gほど。
その小さいボディに職人の技がぎゅっと詰まったエギは、釣り人達に釣果をもたらします。

キャプチャ03

【株式会社キーストン 久保健一郎さん】
「創業から変わらない想いっていうのがあってとにかくメイドインジャパン。
メインドイン有田にこだわるっていう思いでやっていますので
とにかく日本国内ですぐ意見を取り入れて
すぐ商品に反映させるというのを考えてものづくりをやっています」

キャプチャ04

こちらはスッテ。
エギと同じくイカを釣るために疑似餌ですがイカ漁を行う漁師たちが主に使う道具です。

イカ漁というと網で獲るというイメージが強いかもしれませんが
網だとイカが傷ついてしまうためあくまで量は一本釣りなんだそう。
だからこそ漁師たちが信頼できる道具でないといけません。
そんな釣り人や漁師の信頼を得る商品が生まれた背景に有田という立地があります。

キャプチャ05

どうして海がない有田たに会社を?とよく聞かれるそうですが
実は有田、イカ漁が盛んな呼子と長崎のちょうど中間地点。
数ミリ・数グラム単位の微調整を求める漁師たちの生の声が入りやすく
彼らの要望に沿った製品ができるんです。

さらに、有田は焼き物の街。
塗料などものづくりに必要な道具が比較的すぐに手に入る環境にあります。
有田だからこそ生まれた唯一の一品です。

キャプチャ06

【株式会社キーストン 久保健一郎さん】
「たくさん釣れることで漁業者の方も釣り人も笑顔につながるかなと。
イカの街といったら呼子がありますので呼子の生き作り文化をすこしでも発展できればと

支えることができればと思いながら日々製造販売を行っています」

小さな主役が呼子のイカ文化をこれからも支えていきます。

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