唐津市のボランティア団体ReAct(リアクト)。
メンバーは「唐津のキレイな海を守りたい」と集まった地元の高校生たちです。
彼らが行う中心的な活動の一つが、マリンスポーツであるSUPと海岸のクリーンアップを掛け合わせたイベント、KUP。
つまり、唐津の海をSUPで思う存分楽しんで、海岸をキレイにしちゃおう!ということなんです。
現在は月に一度開催されていて、回を重ねるごとにイベントは徐々に浸透。
この日は福岡の高校生など、およそ15人が集まりました。
事前に講習会があるし、ReActのメンバーがサポートしてくれるので、初心者でも安心。
リポーター「どうですか?」
参加者「楽しいです」「もうなんか、風になった気分です」
今回は、パドルをゆっくり漕いでおよそ30分。
唐津湾に浮かぶ鳥島を目指します。
もちろんReActのメンバーも、ごみ拾いをしながら唐津の海を満喫。
ReActのメンバー「楽しいです。なんか海の上で活動とかなかなかないじゃないですか。それが新鮮で楽しいです」
ReActのメンバー「離島に行ってボランティアってだけでもいいんですけど
そこにSUPっていう運動要素を加えることで、ボランティアだけではいかないっていう人でも、
楽しくSUPできるなら行ってみようかなっていう動機づけに役立っているなって思っていて
同時に他行の人たちとたくさん関われるっていうのはこのボランティアの魅力でないかな、と思っています」
島に着いたら早速ゴミ袋を片手にごみ拾い。
唐津の浜から一番近い鳥島は、無人の島。
放っておけば、浜辺にごみが漂着していつの間にか溜まってしまうんだそうです。
「やばい」「やっぱ多いね」
鳥島に到着してわずか30分ほど。
次から次へとごみが入れられ、手に持った袋はどれもいっぱい。
いつの日か、ごみが袋に溜まらない日がくるといいよね。
伊万里から参加の高校生「友達とできるのもいいと思ったし、清掃活動など地域のほうに貢献できるのもすごくよいことだと思ったので
これからもそのようなことがあったらできたらいいなと思います」
ReActのメンバー「アクティビティと海洋清掃っていうのはこれからの海業に必要な活動になると思うので、僕はそういうのに関わっていきたいなと思っています」
ReActのメンバー「もっとたくさんの高校生に活動してもらって、地元唐津をもっとキレイに、そしてもっとアピールできるようしていけたらと思います」
生まれ育ったキレイな海を守りたい。
その思いは、若い世代にもしっかりと受け継がれ、そして少しづつ広がっています。