みなさんはコハダというお魚、ご存知ですか?
このコハダ、関東では高級魚として取引され実は太良町の竹崎コハダは東京豊洲市場での取り扱いが日本一なんです。
そこで、竹崎コハダをもっと地元の人に知ってもらいたいとコハダを使ったオリジナル弁当が誕生しました。
その名も「旬のコハダ竜田揚げ弁当」
お弁当の掛け紙には県内の小学生が描いた絵を使用しているんです。
子どもたちはこの体験学習を通してコハダの生態や近年漁獲量が減少しているという問題を知り、これからもコハダや有明海を引き継ぎたいという思いを絵に込めてくれました。
お弁当の監修はコハダ漁師の奥様達で結成された竹崎コハダ女子会のみなさま。
地元でもコハダのおいしさを知ってもらいたいと、様々なイベントやSNSでの情報発信を行っています。
実際にお弁当を作り上げた嬉野温泉和多屋別荘の料理長。
和多屋別荘利休料理長 山田健太さん「太良のコハダを使うということで佐賀の良さを知ってもらうために、地元の食材をふんだんに使用しています。太良のみかんを使ったみかんご飯や有明海産の海苔を使った佃煮などを使用して、佐賀の魅力を伝えるように努力しています」
和多屋別荘利休料理長 山田健太さん「(コハダは)江戸前寿司では高級魚として扱われます。ちょうどお寿司のサイズなので。ただ、佐賀では調理に手間がかかるので廃棄になることが多い。そのコハダを押し上げていきたいです。とてもおいしいお魚なので」
9月23日に開催された西九州新幹線開通イベントで、一足はやくプレ販売を行ったところ、普段コハダに馴染みのない方々にも手に取っていただき、竹崎コハダのおいしさを味わっていただきました。
大人も子どもも一緒になって、地元でとれる海の幸を新しい形で美味しく楽しんでいただくこの取り組み。
海への関心ももっと高まるといいな。