東松浦半島の最北端にある波戸岬。
美しい風景はもとより、キャンプや釣り、海水浴にグルメなど、海を存分に楽しめるリゾートエリア。
そして波戸岬の代表的な施設がこの玄海海中展望塔。
水深7メートルの海中展望室からは、およそ30種類の魚や海藻、貝類を見ることができます。その光景はまさに天然の水族館。
「すごいきれいです。感動した」「思ったより魚もいっぱいいて楽しいです」
日本海唯一の海中展望塔ですもの。なかなかこんな光景見られませんよ。
実はこの日、海中窓の清掃日だったんです。
清掃ダイバー坂本さん「夏はやっぱり汚れますね。週に2回予定を組んでいます。汚れていて魚が見えないとお客さんががっかりしてしまう」
なるほど、こうして手作業で掃除するんですね。
ところで海に潜っていると海が抱えている問題も見えてくるのでは?
清掃ダイバー坂本さん「藻場(海藻が茂る場所)が少なくなっています。やっぱりあった方がいいですね。藻場があれば魚の隠れ場所や餌が豊富になります」
そこで坂本さんたちは清掃活動のほか藻場を荒らすガンガゼを駆除する活動も行っているんだそうです。
「潜ってこすってるんですか!だからキレイに見えるんですね。陰ながらの努力があってみんながお魚を見れるんだなと思いました」
清掃ダイバー坂本さん「子どもが(中から)よく手を振ってくれます。近くにサザエなどがいたら見せたりします。笑顔が見たいからですね」
私たちと海を繋ぐ大事な仕事。縁の下の力持ちのみなさんいつもありがとうございます!