佐賀市東与賀町にあるひがさす。
中に入ってみるとたくさんの子どもたちが何やら作っています。
プラごみを使った万華鏡作りですね!
東与賀干潟ビジターセンター 中島妙見さん「海洋プラスチックごみの中でもとても小さなマイクロプラスチックを使った万華鏡作りをやります。マイクロプラスチックは5ミリ以下のプラスチックごみのことを言います」
プラスチックごみはポイ捨てなどが原因で河川から海へと流れつきます。
海岸に漂着したプラスチックごみは波や砂にもまれ強い紫外線にさらされます。しかしプラスチックはいつまでたっても自然分解されずに細かなプラスチック片として残り、海中のごみとなってしまうのです。
東与賀干潟ビジターセンター 中島妙見さん「マイクロプラスチックをいろんな生き物を間違って食べてしまうのが一番の影響かと思います。鳥たちもお腹のなかがプラスチックでいっぱいになってしまって死んでしまっている鳥もたくさん見つかっています」
問題の筆頭は海洋生物の生態系の破壊。鳥の他にも魚類や海洋哺乳類が海水に混ざったマイクロプラスチックを食べてしまうことです。
マイクロプラスチックをは消化できないため、消火不全や胃潰瘍などを引き起こし、海洋生物を死に至らしめるのです。
東与賀干潟ビジターセンター 中島妙見さん:「今回は万華鏡作りをするんですけれども万華鏡を作ることが目的ではなく、万華鏡の材料としてマイクロプラスチックを使うことで細かいごみがいろんなところで悪い影響を与えているということを知ってもらうために万華鏡作りを行います」
参加した子ども「生き物たちもかわいそうだと思った」「ごみをたくさん拾って生き物たちを助けたい」
東与賀干潟ビジターセンター 中島妙見さん:「マイクロプラスチックもですがプラスチックごみ全体がこのままだと海の魚全体の重さを超えてしまうと言われていますので、そのような未来がこないように私たちが気を付けてとりくんでいけたらいいなと思います」