番組情報
2021.10.06

海をつかったクリーンエネルギー

クリーンエネルギー。
地球にも優しく人にも優しい。天候にも左右されない。そんなエネルギーがあるとしたら夢のような話ですよね。
え?夢じゃないですって?

クリーンエネルギーについてお聞きしたいのですが…

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佐賀大学教授 海洋エネルギー研究センター 池上康之さん「海洋温度差発電のことですね」

海洋温度差発電!?

佐賀大学では、約50年もの間、海水を使ったクリーンなエネルギーの研究をしています。
海洋温度差発電とは、暖かい海水で液体を蒸発させ、その蒸気でタービンを回し電気を生み出します。その蒸気が冷たい海水で液体に戻り、そしてまた暖かい海水で蒸発する。

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化石燃料を使用せずに発電できる、とっても画期的な自然環境に優しい装置なんです。

しかし、海水で液体を蒸発させることなんてできるんですか?

佐賀大学教授 海洋エネルギー研究センター 池上康之さん「できるんです!人肌でも蒸発できる物質があり、これを私たちは作動流体と呼び、海水でも容易で蒸発させることができます」

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液体はそれぞれ沸点が違い、水は100℃、アルコールは78℃、アンモニアは-33℃です。
その特性を利用し、作動流体という特殊な液体を使用することで、海水の温度差だけで発電が可能になったんです。

佐賀大学教授 海洋エネルギー研究センター 池上康之さん「この装置は沖縄県久米島でも稼働していて、実績もあるんです。今度、マレーシアにもこの装置を持っていく予定もあり、国際的に注目されている装置になります」

国を飛び越えて注目される、地球に優しいクリーンエネルギー。
温度差で発電という斬新なアイデアが、画期的な装置を生み出しました。

もしかすると、あなたのそのアイデアが海を救うことに繋がるかもしれません。

レポーター紹介

橋爪和泉アナウンサー

サガテレビアナウンサー
「海と日本PROJECT in 佐賀」推進リーダーとしてリポートします。

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