漁業の担い手を育成する県高等水産講習所の修了式が行われたよ。
今年度の修了生は5人で過去最少なんだって。
唐津市の県高等水産講習所は漁業の後継者を育成するために
いまから59年前の1965年昭和40年に県が設けた施設だよ。
7日はノリの養殖などの知識を1年かけ身につけ
小型船舶操縦士や潜水士の免許などを取得した19歳から40歳までの5人が修了式を迎えたんだ。
式では荒巻裕所長が修了証書を手渡したあと
「これからの工夫と努力次第では大きな希望を引き出せるのも漁業であり大変魅力的な仕事。
県の漁業発展を担うリーダーとなってほしい」とエールを送ったよ。
【本科コース修了生 上松大翔さん】
「有明海で生活ができるように、ノリ(養殖)を頑張って生産枚数アップにつなげていきたい」
【短期コース修了生 水田廣斗さん】
「ここでいろいろ学んだことをこれから仕事でしっかりと活用していきたい」
これまで1079人が県高等水産講習所を羽ばたいていますが
ここ数年、10人程度で推移していた修了生が今年は5人と過去最少となっているんだ。
その要因について荒巻所長は
「ノリ養殖を廃業している人が増加していることも要因ではあるが
玄海地区全体の漁業衰退が一番影響している」と話していたよ。
5歳の元気な男の子。
佐賀のことを知りたくて、いろんなところに出かけています。