有明海のノリの種付けが10月27日に解禁されるのを前に、
ノリの色落ち対策として県は25日、赤潮プランクトンを捕食する二枚貝を海に放流したよ。
リポーター:
「1センチほどのサルボウの稚貝をこれから海に放流します」
この取り組みは、近年漁獲量が大幅に減っている二枚貝サルボウの資源回復に加え、
有明海のノリの色落ちの原因となるプランクトンを食べるサルボウを増やすことで、
色落ちを防ごうと去年から県が行っているものなんだ。
25日放流されたのは、有明海の親貝をもとに人工的に育てられた2枚貝“サルボウ”の稚貝約200万個だよ。
県有明水産振興センター 増田裕二副所長:
「今サルボウの資源がかなり少ない状況になっているので、
(稚貝の放流で)資源が増えることはノリのためにも、
かつて行われていたサルボウの漁業に対しても有用なこと」
県によると、サルボウは2013年から2020年までは、
年間約数百トンから2000トン前後の漁獲量があったんだって。
だけど、おととしや3年前の夏の豪雨の影響で個体数が激減したから、
去年から漁ができない状態が続いていて、県は今回放流した稚貝が来年の夏頃に産卵することで、
サルボウの生息数増加が期待できるみたいだよ!
5歳の元気な男の子。
佐賀のことを知りたくて、いろんなところに出かけています。