捨てるところがなく貴重な海の資源であることなど、クジラを学ぶ授業が6日、唐津市の小学校で行われたよ。
この授業は江戸時代から明治にかけて捕鯨が盛んだった呼子の歴史を知ってもらおうと、唐津市の呼子小学校が開いたものなんだ。
講師をつとめたのは、クジラを学ぶ授業を全国で続けている「日本鯨類研究所」の研究員だよ。
授業には4年生25人が参加し、実物大のシロナガスクジラを描いた布を広げて、その大きさを確認したんだ。
また、クジラは北の冷たい海でエサを食べたあと暖かい南の海で出産する哺乳類であることや、
肉や油だけではなく骨やヒゲなど全てが捨てるところのない貴重な資源であることを学んだよ。
このほか、クジラが音を顎の骨で感じ取る仕組みを器具を使って体感し、児童たちは不思議な生態に驚いていたよ!
児童
「まだ知らないクジラをみつけて学んでいきたい」
「クジラで食べ物やいろいろなものがつくられているのがわかりました」
児童は10月末に、捕鯨が盛んだった頃のクジラの見張り台がある小川島を見学する予定なんだって。
5歳の元気な男の子。
佐賀のことを知りたくて、いろんなところに出かけています。