子供たちに有明海で盛んなノリ養殖に興味を持ってもらおうと、地元・佐賀市川副町の小学校で漁業者が出張授業を行ったよ。
この出張授業は、普段食べているノリがどのように生産されているかや、有明海の環境問題について考えてもらおうと、佐賀市川副町の大詫間小学校で15年ほど前から毎年行われているんだ。
4年生16人に対し、県有明海漁協の地元支所の青年部が「ノリがとれる時期はいつか」や「一番多く食べている県はどこか(正解は佐賀県)」などオリジナルのクイズを出して楽しく教えていたよ。
また、子供たちは一般家庭用と贈答用の2種類のノリを自分たちで焼き、それぞれの味を確かめていたよ。
児童:
「パリパリしていて甘みもあってよかった」
「ノリの網の色に紫があることを初めて知った」
「自分も(ノリを)作ってみたい、やってみたいと思った」
「佐賀県はいろいろな人たちが頑張ってノリを作っているんだなと思った」
県有明海漁協大詫間支所青年部 山田孝充部長:「自分たちが食べる海産物の今置かれている状況や、ごみ問題についても考えてもらえればいいな」
大詫間支所の青年部は今年5月、佐賀市大和町の春日北小学校でも同様の出張授業を行っていて、ほかの小学校にも活動を広げていきたいとしているよ。
5歳の元気な男の子。
佐賀のことを知りたくて、いろんなところに出かけています。