筑後川の初夏の風物詩、エツ漁が解禁され佐賀県と県境にある福岡県の大川市で、豊漁とエツ料理を楽しむ遊覧船の安全運航を祈願する「川開き」が行われたよ。
エツは、国内では有明海にだけ生息するとされるカタクチイワシ科の魚。
この時期に産卵のため佐賀県と福岡県を流れる筑後川を遡上するんだ。
エツ漁の解禁を迎え、1日、福岡県大川市で川開きがあり、漁協関係者らが、漁の安全と豊漁を祈願したよ。
エツをさばく「包丁始め」のあと、弘法大師がアシの葉を川に流すとえつに姿を変えたという伝説にちなんでアシの葉を川に流していたよ。
リポート:「これから4年ぶりに招待客を乗せた遊覧船が出航します」
筑後川昇開橋付近の漁業では、伝統的な漁法「流し刺し網」にかかったエツが次々と船に上げられたよ。
漁師:「きょうの漁?抜群によか。去年は6月の15日までは良かったばってんそのあと雨の少なかったけん、今年はよかと思います。
招待客らは遊覧船に乗り、漁の様子を眺めながら、刺身や南蛮漬けなどエツ料理を味わっていたよ。
乗客:「なかなか美味しかったですね。特にこの煮つけと酢の物かな」
乗客:「それが初めてなんですよ。煮つけは骨があるけん、食べにくいかなと思ったけど結構身離れもするけん食べやすいなと思って」
筑後川のエツ漁は、7月20日まで続くんだって!
5歳の元気な男の子。
佐賀のことを知りたくて、いろんなところに出かけています。