離岸流は沖合から岸に打ち寄せた海水が沖合に戻ろうとする際に起きる強い流れで、離岸流に流された場合、毎秒2メートル、オリンピック水泳の自由形金メダリストが泳ぐのと同じくらいの速さで沖合に流されてしまいます。
県内ではおととしに唐津市の海岸で離岸流に流された子供を助けに行った父親が死亡する事故が起きていて、この離岸流について、30日唐津市の海水浴場で調査が行われたよ。
この調査は海水浴シーズンを前に海の事故を未然に防ごうと、唐津市の浜崎海岸で唐津海上保安部などが行ったもの。
リポート:「離岸流はシーマーカーと呼ばれる着色剤を海岸からまき、沖に流れる様子をドローンで撮影して調べます」
職員たちは約300メートルに渡って着色剤をまき、離岸流の有無や流れの速さなどを調べていたよ。
今回は弱い離岸流を確認したということで、調査結果をまとめ、7月に唐津海上保安部のホームページで公開するんだって。
唐津海上保安部警備救難課 古川啓輔課長:「離岸流に乗って沖に流された場合、岸に向かって泳ぐのではなく、岸と平行に泳いで離岸流から逃れる。またはそのまま浮いて、助けが来るの落ち着いて待つというのが大切」
調査には地元の児童約100人も参加し、職員から離岸流の説明を受け、流された場合の対応を学んでいたよ。
5歳の元気な男の子。
佐賀のことを知りたくて、いろんなところに出かけています。