夏は海水浴で賑わう唐津市・東の浜海浜公園。
この地で高校生たちによる熱い闘いが繰り広げられました。
その名も「スポGOMI甲子園」!!
【参加者】
「海岸の方がたぶん」「いやいやいや」「ここら辺がいちばんあるばい」
「最初砂場(海岸)行って人が多くなってきたら森の中入って」
チームごとに入念な作戦を立てて、いざスタート!
10月15日に行われたスポGOMI甲子園2023 佐賀大会。
スポGOMIとは企業や団体が取り組む従来型のごみ拾いにスポーツのエッセンスを加え
今までの社会奉仕活動を競技へ変換させた日本発祥の全く新しいスポーツです。
佐賀大会には、県内の高校生14チームが参加。
1チーム3人で60分間ごみを拾い、その質と量によるポイントを競い合います。
【参加者】
「ペットはこっち?」「ナイスナイス」「これじゃない?」
「白い靴下」「誰?捨てたの」
ポイントはゴミの種類によって異なります。
チームワークは戦略次第で、誰でも勝てる可能性があるのがスポGOMIの魅力です。
【参加者】
「他のひとが見ないところを探してたりとか、競技性があるんで面白いです」
「楽しみながらキレイにできるって一石二鳥だなと思ってます」
終了間際には、どのチームもパンパンのごみ袋をいくつも手にしていました。
【参加者】
「こんなきついものとは思ってなかったです。」
スポーツしてる感じ?
【参加者】
「スポーツしてますね!確かに。ちゃんとスポーツだ」
あっという間の60分。
スポGOMI甲子園佐賀大会を制したのは…
【司会者】
「映えある優勝チームは『Re.薩摩藩』です!おめでとうございます」
優勝したのは、唐津西高2年生によるチーム『Re.薩摩藩』でした。
優勝後唐津西高の3人は唐津市役所を表敬訪問。
佐賀県代表として11月の東京で行われる全国大会へ向かいました。
東京に集結したのは予選を勝ち抜いた40チーム。
【Re.薩摩藩の3人】
「頑張るぞー!おー!!!」
慣れない土地で善戦しますが、残念ながら日本一とはいかず…。
しかし、地球に最もやさしいスポーツを通してごみを知った高校生たち。
彼らが願うのは…
【Re.薩摩藩 池田光陽さん】
「最終的にはやっぱりこんな大会がなくなって
やらんでもいいくらいキレイな海になってほしいです」