海の道しるべ、灯台。
全国に3118基もあると言われています。
なかには、歴史的・文化財的価値があり、地域のシンボルとして親しまれているものも、数多くあるそうです。
そんな灯台が紡いできた海の記憶を掘り起こし灯台を中心にした新しい海洋体験を創る「海と灯台プロジェクト」。
その一環として、12月4日、東京で「海と灯台サミット2023」が開催されました。
「異分野・異業種による灯台利活用の提言」と題して行われたシンポジウムでは
3つのテーマで異なる分野とのコラボによって灯台の新しい可能性を見出そうと意見が交わされました。
【株式会社ディーポートインターナショナル 代表取締役社長 浅野克己さん】
「灯台王っていうまさにダジャレ被りしちゃったんですけど
せっかくなんでちょっとバラエティっぽくていうので。
例えば、おじさんチームと若者世代でいくつ巡れるかをポイント制で対決する企画。
とかになると、すごいバラエティ番組として楽しくも見られるし、
灯台をめちゃくちゃ紹介できるっていうものもできるんじゃないかなと。
観光客が少ない所に行けば行くほど、点を高い風にしたら例えばマイナーなところほど紹介できる」
【漫画家・キャンプコーディネーター こいしゆうかさん】
「これはとても景観がよくって、かつ、灯台というシンボルを見ながらキャンプできるって
本当素晴らしいキャンプとの相性ぴったりなんですよ。
なので、灯台のふもとを明るくするキャンプをしたいと思って色んな人に相談したら
『灯台もと明るしキャンプ』っていうイベントできるんじゃない?っていう話になりました。
ランタンの灯りで灯台のふもとを明るく照らしながら
みんなでキャンプをしてみるっていうのも提案させていただきました」
【OUTDOOR TRIP株式会社 代表 南畑義明さん】
「日本にはまだ『灯台ホテル』と呼べるような宿はないんですね。
海外にはすでに50以上事例があります。
この塔の横にある灯台守が住んでいた官舎をホテルにするという計画で進めております」
【株式会社文藝春秋 CREA編集部 副編集長 菊池聡敏さん】
「俗世間から離れて、非日常の体験をしたいという欲求が高まっているんじゃないかなと感じてます。
その中で灯台に泊ってきたんだよっていうお話を思い出として
持ち帰ることが出来たらそれはすごく素晴らしいことだと思います」
なるほど~。
灯台にはいろんな魅力と可能性がいっぱい詰まっているんですね。
【日本財団 常務理事 海野光行さん】
「とにかくこういう新しい取り組みをご覧になっていただいて灯台に実際に行ってみる。
まずアクションを起こしてほしいなという風に思っています」