この秋、次世代リーダーの育成をはかる目的で
環境について学び地域の未来を考える佐賀県主催のセミナーが唐津市の波戸岬で開催されました。
参加したのは、県内外から42人の高校生。
まずフィールドワークとして海岸を清掃。ごみの種類などをよく見ながら拾っていきます。
【男子生徒】
「やっぱりプラスチックごみが多いなと思いました。
CO2の削減とかプラスチックごみの減少に向けて
僕たちもごみ拾いなどに取り組んでいけたらいいのかなと思います」
ちなみにこれは、海外で使われている漁具。
このように、漂着ごみには海外のものが多く含まれています。
逆に、日本のごみが他の国に流れ着いていることも忘れてはいけません。
フィールドワークのあとは、ごみの無いきれいな海を目指すシミュレーションカードゲームを体験。
このゲームは、12のチームに分かれそれぞれが農家、漁師、清掃会社などの
役割を持って海のごみを減らすためにカードを正しく選択して遊ぶものです。
【女子生徒】
「私たちのチームは、清掃会社です」
まずは、チームでよく話し合って提出するカードを選びます。
清掃会社のチームは、これらのカードを提出。すると…?
【男子生徒】
「スポンジのカスの一部がマイクロプラスチックになって下水に流れてしまってごみが増えてしまいました」
【男子生徒】
「すみません、ごみを増やしてしまいました…」
このように、12のチームが選ぶカードによってホワイトボードに貼られた
市民意識・技術・便利さ・ごみを表すマグネットが増減していきます。
【女子生徒】
「誰か技術上がる系のやつないですか?」
慣れてくるとチーム同士が情報交換してよりよいカードを選べるようになってきました。
いつの間にか、ごみも2つにまで減っています。
ゲーム最後のカードを提出するのは、清掃会社になりました。
「『ごみ拾いイベントをする』『ごみ拾いを日課にする』を選びました」
さあ、ごみをゼロにすることはできるのか?
【女子生徒】
「お願いします」
【女子生徒】
「ごみ拾いをイベントをすると市民意識がひとつプラスで、
ごみ拾いを日課にすることで市民意識が高まり、ごみも1つに減ることができました」
結果はかなり良いものでしたが、惜しくもごみが一つ。
【男子生徒】
「ごみが一つ残ってしまったんですけど、私たちにとってのこれからの宿題だと思うので
地域に持ち帰ってこれからの環境問題について考えていきたいと思います」
めざせ!海ごみゼロ!