川の目線で見てみると普段見慣れた街がちょっと違って見えます。
それと同時に見えなかった色々なごみがあることにも。
佐賀県中部を流れる六角川。
その川のほとりでカヌーを準備する人たちの姿がありました。
民間ボランティア団体 おもやいのメンバーです。
おもやいは、元々令和元年8月豪雨の際に立ち上がった災害ボランティア団体。
そこから活動の幅を広げ、現在は武雄市を中心とした地域の為の様々な取り組みを行っています。
六角川の清掃もその一つ。
六角川をはじめ、県内の水環境の調査などを長きにわたって行っている佐賀県環境サポーター。
下田代さんのカヌーを使った活動に賛同し、今年からはじめました。
佐賀県環境サポーター 下田代満さん
「みなさん水の色できれい・汚い判断するもので
だけどガタリンピックはわざわざ潟のなか入って
みんなどろどろになって楽しめるのでここはなんで楽しめんのかなっていう。
そういうのも川に入らんことにはね、いろんなものが見えてこないというか。
六角川を中から見てほしい。」
自分たちが住む街の川のことをもっと知ってほしい。
そんな思いから始まったカヌー体験。
よ~く見てください。
オールをほとんど漕いでいないのに、カヌーがゆっくり上流の方へ。
潮の満ち引きを利用したカヌー体験って、恐らくは、日本でもここ六角川だけなんだそうですよ。
そしてこんな発見も。
佐賀県環境サポーター 下田代満さん
「川に入って気づいたんですけど、潟どろの今のやつに青空が映るんですよ。すごい、きれいな青空がね。」
色々な魅力を知りながら、ごみを拾ってきれいにする。一石二鳥の活動です。
それにしてもごみ、結構多いですね。
川をきれいにすることで、街も海もカヌーでのごみ拾いは続きます。
一般社団法人おもやい 尾﨑真喜子さん
「みんなに気を付けてもらって、いつかごみ拾いしなくても
カヌーだけで楽しめる川になってほしいなと思っています。
続けていきたいですね。ごみゼロになる日まで。」
佐賀県環境サポーター 下田代満さん
「ここですね、六角川って名前ですけど僕は有明海の一部だと思ってるんですよ。
スズキの子とかワラスボとか有明海の稚魚を育てる部分なんですよね。
有明海にとって重要な川だっていうことが色んな部分で証明されれば、
もっとね六角川が大事にされるかなと思うんですけどね。」