佐賀市にある東与賀海岸。
ムツゴロウやシオマネキなどが生息する生態系豊かな海です。
この日はごみ袋を持っている人たちが大勢集まっていました。
背中には…「スポGOMI⁉」
運営スタッフ 西野彰一さん「ごみ拾いをスポーツのカテゴリーとしていろんな方が参加できるチャレンジとしてこの海と日本プロジェクトで実施しています」
ごみ拾いにスポーツのエッセンスを加え、競技へと変換させた、日本発祥のまったく新しいスポーツ「スポGOMI」
この日は120人が集結しました。3人1チームになりごみ拾い。
制限時間内で拾ったごみの量で順位を決めていきます。
参加者:「海や山が好きでよく出かけるんですけど、そこで目につくのがごみで、子どもたちがごみ拾いをしたいといったので参加しました」
参加者:「職場のみんなで。スポーツとしても楽しんでいます。重さでポイントが決まって順位が決まるので競争心が芽生える。とてもいい活動だと思います」
そう、これはスポーツなので、ルールも細分化。
例えば、燃える・燃えないごみは100グラム10ポイント、ペットボトルは100グラム25ポイント、タバコの吸い殻は100グラム300ポイント、と点数が加算されます。
そのためチームワークや戦略が必要に。
参加者:「作戦は他の人が見落としたやつを拾っていく」「タバコも多いですね」「ペットボトルも多いです」「誰よりも先に向こうに行こう!先頭を歩かないと残っていないので!」「1位狙いにきていますから!全国大会に行きます」
そうなんです。スポGOMIは佐賀だけでなく全国47都道府県で開催。予選を勝ち上がったチームは東京で行われる全国大会へ出場できるんです。
さらに、全国大会で優勝したチームは世界予選を勝ち上がったチームと戦うワールドカップに出場。
さぁ、佐賀予選の優勝者は「優勝したチームは…佐賀市美化活動ボランティアサークルの皆さんです!」
優勝チーム:「こういう活動があってごみ拾いの輪が広がることが一番うれしいなと思っています」
世界的に深刻化している海洋ごみ問題。これを防ぐ最後の砦がごみ拾いと言われています。
スポGOMIを通してごみ問題の意識が高まったらいいですね!