唐津市小川島。人口約290人の島です。
この日、唐津南高校海洋調査部の生徒が海洋ごみについて意見交換をするため、島を訪れました。
会場は13人の生徒が通う、小川小中学校。
捕鯨が盛んだった小川島。玄関にはクジラのオブジェが展示してあります。
それは島に流れ着いたライターで作られたものでした。
島の人々も大きな危機感を抱いているのです。
さっそく小中学生とフィールドワーク。
海岸に出てみるとすごいごみの量。もちろんこのごみのほとんどは島の外からきたもの。
日本だけでなく海外から流れ着いたものも多くあります。
唐津南高校海洋調査部 2年 前田桃果さん「唐津の海よりごみが多いのですごくびっくりしています」
そのあと学校へ戻り意見交換です。
「島はやっぱり高齢者の方が多いのでごみ拾いをする人数が足りないのが困っています」
唐津南高校海洋調査部 2年 田崎 瑛大さん「唐津市でボランティアを集めてみんなで島に来て、ごみを拾ってボランティア活動したらいいなと思いました」
唐津南高校 岡本慶祐先生「ごみを活かして商品を開発するというのはどうですか」
そこで登場したのが小さく砕いたペットボトルのキャップを材料に小物やコースターを作る装置。
海洋ごみ有効利用のヒントになればと、唐津市内から持ち込まれました。
お互い今後の目標や希望が見えた意見交換会になったようです。
唐津南高校海洋調査部 2年 田崎 瑛大さん「今日経験したことを活かして海ごみを少しでも減らせるよう色んな活動をしていきたいと思います!」
30年後には海に住む魚の量を超えるかもしれないといわれている海洋ごみ。
みんなの力でなんとか減らさないと!