キレイな夕焼けの海。そして日が暮れると灯台に灯がともり、航海の安全を見守ってくれます。
このような灯台を管理するのは海上保安部交通課の仕事。
この春、唐津海上保安部交通課に一人の女性職員が配属されました。
唐津海上保安部交通課 若松久乃さん「灯台などの航路標識は島や浅瀬を示しているので、船舶が安全に航行するために重要な役割を果たしています。唐津海上保安部では93基の航路標識を管理しております」
この日若松さんははじめて離島にある灯台の点検に向かいました。
行き先は人口およそ50名の唐津市向島。
ここにあるのが肥前向島灯台。昭和28年に建てられたものです。
唐津海上保安部交通課 豊田龍一さん「唐津海上保安部では航路標識の現況調査を年に1回行っています。いつも島の方々とコミュニケーションをとって灯台に異常が無かったか、困ったことがないか話しています」
向島の漁師さん「やっぱり灯台を見るですよ。安全航海でありますようにね。やっぱり灯台はいいですよ。ほっとします。」
こういった離島では島の人に“灯火監視協力者”になってもらい、必要なときは灯台の点灯状況を見てもらっているんだそうです。
さぁ、30分ほど歩いて灯台に着きました。
灯台のてっぺんは海上から80mの高さ。
最近の灯台は太陽電池・LEDを使っているため、年に1度の点検で維持管理できるんだそうです。
唐津海上保安部交通課 若松久乃さん「私たちが保守点検をすることで船舶の事故を未然に防げると思うので、これからも頑張ってやっていきたいと思います」
島の暮らしを、海を見守ってきた灯台。
これからも海の守り神として在り続けます。