唐津市鎮西町にある海岸。
よく見てみると、たくさんのプラスチックごみが。
玄海地区の漁師で結成された「浜-街交流ネット唐津」のみなさんと、ボランティアの方々で、清掃活動をしています。
浜-街交流ネット唐津 千々波 行典さん「海岸の集積しているプラスチックごみを回収しようと活動しています。こういう海岸は一般の方が入りにくい場所なので、漁師中心にごみを回収しようと」「ここみあるごみは大雨などで海に流れ出て、沖合にある定置網に入って漁業に影響を与えています。さらに細かく砕けてしまっていわゆるマイクロプラスチックごみになってそうなる回収がほぼ不可能になるので、そうなる前に回収をしようということでやっています」
このプラスチックごみが定置網に入り収穫の邪魔になったり、海で生計をたてる漁師さんにとっては生活に直結する問題なんです。
浜-街交流ネット唐津 千々波 行典さん「私たちはあくまでも漁業への影響を懸念して清掃活動をしています」
この日は漁師さんのほかにもボランティアの方々も参加。
実際に話を聞いてみると…
参加したボランティア「海岸に入ってみたらこんなに酷いんだと驚きました。私が拾ったところで大した量にはならない。ただ、少しずつみんなが気をつけたらこの状況にはならないんじゃないかなと」
浜-街交流ネット唐津 千々波 行典さん「20年ほど前から魚の値段が安くなって消費量も減ってきてそういう中で漁業の経営が非常に難しくなってきた。このごみの7~8割は国内からのごみになりますのでできるだけこういう問題を表に出してごみを減らしていければと思います」
一人ひとりがごみへの意識を高めることで未来の漁業、美しい唐津の海を守ることにつながります。
浜-街交流ネット唐津 千々波 行典さん「ボランティアに参加してもらったり、もっと玄海の魚を食べてもらってそうなると漁業が活性化するのかなと思います」