日本最大の干潟、有明海に面する佐賀県太良町。
この地域は干潮と満潮の差が最大でなんと6メートル。
「月の引力が見える町」と言われていて宇宙の神秘を感じられるパワースポットなんです。
水面に鳥居が映ってとても神秘的な光景です。
この神々しい姿からSNSで話題に。映えるスポットを求めて、多くの観光客を集めています。
人気の秘密は他にも。干潮になるとこのように鳥居の間を歩くことができるんです。そして干潮のときにしか現れることのないお賽銭箱。
ここで願い事をすればきっと叶う!かも!
しかしこの海中鳥居、ある問題がありました。
太良町役場企画商工課 髙栁 佑さん:「海中鳥居自体が海の中にあるので、とても満ち引きが大きいところなので鳥居の腐食がしやすいというのが問題になっています」
そんな町のシンボルを守っているのは地元の人々なんです。
海中鳥居ができたのはおよそ300年前。海に向かって直線状に鳥居が並ぶ姿からパワースポットとして崇められ、代々地元に人々によって守られてきました。
Q「海中鳥居はどういう存在?」
栄まちおこし会のみなさん「心の癒しですね。何かあったときにここに来て、心の癒し」「私たちが小さいころは町のシンボルではなくて手を合わせれば心が休まるということでみんながお参りしてきた。ずっとつながっていくのでは。」
鳥居は木造なので30年ごとに建て替わるならわし。
そのおかげでこの景観を300年以上守ることができているといいます。
地元の人の心を癒す、大切なスポット。みなさんも見に行ってはいかがでしょうか。