近年、日本だけではなく海外でも海に親しみを感じていないと答える若者が増えています。
そんな若者の海離れを問題視しており、様々なプロジェクトを通して海に親しみを感じてもらうための活動をしています。
その一環として3D技術と海洋教育をコラボしたプロジェクト、海洋研究3Dスーパーサイエンスプロジェクトが発足され、2021年11月17日フルカラー3Dプリンタを使用した作品の第一人者、吉本大樹さんを招きプロジェクトのセッションが開催されました。
中学生を対象とした海洋と3Dプロフェッショナル育成プログラムは3D技術を生かした海洋生物の研究を通じて深く追求できる人材を育成しています。
海洋研究3Dスーパーサイエンスプロジェクト代表 吉本大輝さん:「海洋の分野でもかなり使われている技術で、例えばこのマッコウクジラ。実際にはもっともっと大きいクジラなのでそのクジラの標本を雌と雄、並べて研究したいなとなったときに3Dデータにしておけばデータ上で研究に生かせるのは3D技術の一番いいところなので、研究や色んな分野で使えることをもっともっと知ってほしいと思います」
プロジェクトに参加した子どもたちは自ら考え、行動しています。
魚のことが大好きで日本の漁業関係のボードゲームを自作した子、新種のクラゲを発見し、論文を作成中の子、3Dソフトを使用して既に制作している子など様々。
公益財団法人 日本財団 常務理事 海野光行さん:「イノベーションを起こすには異分野の融合が大事です。3Dプリンターの最先端技術と海洋の研究、これを結びつけた中でいろんな形で海の新しい発見というものを生み出せたらなと思っています」
最新技術と慣れ親しんでいくことによって将来的に様々な分野で活躍する研究者を育成することができます。
これからの子どもたちの未来に期待が膨らみますね。
サガテレビアナウンサー
「海と日本PROJECT in 佐賀」推進リーダーとしてリポートします。