こちらは一昨年、佐賀市の東よか干潟を取材した映像。
秋になると一面が真っ赤に染まり、干潟の風物詩となっていた植物、シチメンソウがここ数年ずっと立ち枯れている様子をお伝えしました。
原因も分からず、突然育たなくなったシチメンソウ。
それが今年、見事また美しい姿を見せてくれました。海の紅葉とも呼ばれるシチメンソウの復活です。
そこには、市民の関心の高まりが影響したようです。
佐賀市東与賀支所 総務・地域振興グループ 飯田 豊一さん:「ボランティアと一緒に種まき、それと海岸の清掃をやってきました。昨年は毎日調査・観察を行っていました」
佐賀大学 農学部 郡山 益実准教授:「新聞とかテレビで取り上げられる回数が多くなっているので、その辺は関心が高くなっているのではないかと思います」
市の職員やボランティアの活動が増えたことによって、数年ぶりに美しい姿を見せてくれたシチメンソウ。
しかし…
佐賀大学 農学部 郡山 益実准教授:「(立ち枯れの)原因はよく分からないですね。観察することで徐々に(原因が)分かってくるとは思うんですけど」
今後も持続的な保全活動が必要とされています。
サガテレビアナウンサー
「海と日本PROJECT in 佐賀」推進リーダーとしてリポートします。