佐賀県鹿島市にひろがる有明海。干潮時にはムツゴロウに針をかけて捕る伝統漁法、むつかけの様子も見られます。
そんな中、小型カメラを設置したり生き物を観察しているこの方が、干潟博士こと藤井先生は、有明海の環境や生き物の研究をはじめて9年目。
佐賀の干潟博士 佐賀大学農学部 藤井直紀特任教授:「“貧酸素”になると泥の状況が悪くなるので“貧酸素”の有無の調査です。海水や泥の酸素が少ない“貧酸素”の場合、生き物が住みづらくなります」
干潟の泥を採取して専用の機器で酸素の量を測定します。
佐賀の干潟博士 佐賀大学農学部 藤井直紀特任教授:「このmVがマイナスになると生き物にとっては苦しい。mVがプラスなので生き物にとっては住みやすい泥だということになります」
一安心ですね。ところで、私たちにできる貧酸素対策はあるんですか?
佐賀の干潟博士 佐賀大学農学部 藤井直紀特任教授:「おそらく昔の方はすごく干潟に入っていたと思う。遊びや釣りなど。干潟で遊ぶことは有明海の環境を良くするポイントかもしれません」
サガテレビアナウンサー
「海と日本PROJECT in 佐賀」推進リーダーとしてリポートします。