有明海から顔を出しているのは、竹…ですね。
海から竹が生えるの?杉町さん。
佐賀県有明海漁業協同組合 副組合長理事 杉町省次郎さん「自然に育つならば海もこういう風にならんでしょうね」
有明海の漁師たちが海に竹を刺して作る海の森。これってどんな効果があるんでしょう?
「竹を刺すことによって付着生物がつきます。珪藻や貝の幼生です。付着生物が付くことで新しい生態系ができます。」
幼生をエサにする生き物が集まるんですね。実は環境の変化などで有明海の漁獲量は減少。今年6年目となる海の森の成果はどうなのでしょう。
「成果はすぐにはでないです。幼生は1年くらいで付くのですが成長するのに2年くらいかかります。」「生き物が近寄っている話は聞きますが、実際住み着くにはもう少し時間がかかると思います。」
佐賀県有明海漁業協同組合 副組合長理事 杉町省次郎さん「「有明海砂漠」になってしまっている。改善のためには人間が加勢する」
宝の海を取り戻したい。挑戦は続きます。
サガテレビアナウンサー
「海と日本PROJECT in 佐賀」推進リーダーとしてリポートします。