みなさんは自分が住んでいる街の海や川についてどれくらい知っていますか?
水はどのくらいきれいで、そこにはどんな生き物がいて…。
そんな身近な水環境について学ぼうと、小城市に佐賀県内から15組の親子が集結。
1日だけの有明海親子探検隊が結成されました。
まずは、有明海のことが分かる、佐賀県有明水産振興センターの展示室を見学。
有明海の歴史やムツゴロウなど、生息する生き物の標本が展示されていたり、漁に使われている昔と今の道具を比べたりできるんです
「どれに乗るって言った?」「板 板」
子ども達も興味津々!
お父さんお母さんを質問攻めにしていました。
有明海についてしっかり学んだら、次はいよいよ海へ。
地元の漁師さんの協力のもと、船に乗って有明海を肌で感じます。
最初に立ち寄ったのは、こちら。
観測タワー。
有明海の水質や水温、風速などのデータを細かく観測している施設です。
これがあるから、安心して漁もできるんだろうね。
そして船は、最終目的地である漁場へ。
今回みんなが体験したのは、有明海の伝統漁法のひとつ、アンコウ網漁。
潮の満ち引きを利用して、網を固定したまま、魚介類を獲る漁法です。
おお~~!入ってる、入ってる!!
イカやエビ、クラゲに、こちらは…エイ!
はじめて触る子はちょっとドキドキみたい。
「イカ」
「あっ生きとる」「エビ生きとる、エビ生きとるよ」「この子生きとるよ」
「かわいい~」
「ママ見て、これ」「かわいい」
とにかく、大興奮!船の上で見る魚は、ちょっと特別だったみたい。
隊員たち、任務お疲れさま!
有明海親子探検隊に参加した親子
「釣りでは釣れない魚とかがいっぱい見れたからよかったと思います」
「普通魚をですね、触るっていうことがやっぱり
あまりないというか、昔と比べたらですね。貴重な体験をしたね。
いい親子の思い出になりました。なったかな?」「うん」「なりました」
佐賀県 有明海再生・自然環境課 川﨑慶一さん
「有明海の豊かさというものを知っていただいて、そしてその豊かさを守るために海にごみを捨てないとか
ごみが発生しないようにリサイクルとかに努めると。そういったことに取り組んでいただければな、と思っております」