今、有明海が大きく変化しています。
二枚貝類を主食とするナルトビエイが増え、有明海の生態系に影響を及ぼしているのです。
ナルトビエイはもともと比較的南の方にいる生き物ですが、
水温の上昇によって北の方の海に上がってくるようになりました。
有明海を含む東シナ海は海水温が上昇傾向にあり、
およそ100年前に比べると1.23℃上昇しています。
有明海の海は底生生物の海とも言え、
それが食べられてしまうと環境改善ができなくなる可能性があるといえます。
以前の有明海の漁獲量は、魚類や貝類が中心でしたが、
最近はナルトビエイなどを含む、かつて少量だった生き物の漁獲量が増えています。
そのような中、漁師さんたちは捕獲活動などナルトビエイの被害を減らす努力を続けています。
また、地球温暖化を抑える活動をすることが大切ともいえます。
今、宝の海を未来に残していくために、私たちができることは何かを考える時が来ています。
5歳の元気な男の子。佐賀のことを知りたくて、いろんなところに出かけています。