有明海に住む珍魚ワラスボ。
見た目がちょっと怖いワラスボには、こんな言い伝えがあります。
昔々、有明海にワラスボと鯛が住んでいました。
とってもきれいな色をした鯛、ワラスボは鯛に恋をしてしまいました。
ところが、鯛は「あなたのことは好きじゃないわ。そんな顔して、目なんか小さくてどこにあるの?」と、ワラスボのことをからかいました。
ワラスボは怒って怒って、あんな顔になったんですって。
有明海の珍味としても親しまれているワラスボ。
一見ぎょっとしてしまう見た目のワラスボですが、海に関する民話を知ると、
その姿にもなんだか愛着がわいてきますね。
5歳の元気な男の子。佐賀のことを知りたくて、いろんなところに出かけています。