2つの海の生き物を展示。またタッチプールでは手で触ることも出来ます。
それぞれの特徴ある生物を触り、観察することにより、2つの海の違いを知ってもらいます。
生物の名前や特徴、触り方などを担当者から教えてもらい、最初は恐々と触っていた子どもたちも、
一旦触れると慣れてしまい興味深そうに色んな生物に挑戦していました。
今回は、シオマネキ釣りも用意してあり、小さな子供たちに人気でした。
両方の海には、独特の魚介類を加工した海産物も豊富です。
道の駅鹿島では普段は見られない玄海の海産物が、この日は特別に販売・試食され、
有明海側のお客さの目を引いていました。
今回は、玄海名物イカの天ぷらや、焼きイカ、干し物などの実演も行われ
人気を集めていました。
有明海の生物やウナギ塚漁の講座を聞いた後は、早速干潟に出て体験です。
「ウナギ塚漁」は有明海の伝統漁法です。潮の干満の差が大きい特徴を利用して、
干潮の時に潟に網を引いて、その上に岩を積み重ね塚を築いておきます。
満潮になると様々な生物入ってきて網にかかり、再び干潮の時に塚を開けると
獲物が獲れるというしくみです。
しかしこのところの猛暑続きで、ウナギが海に下りてこず、
残念ながらハゼやカニなどの小魚しか掛かっていませんでした。
それでも参加者は、昔ながらの漁法を珍しそうに見入っていました。
佐賀大学の藤井先生によるビゼンクラゲのお話し&解剖。
大きな本物のビゼンクラゲと、図表などを使いながらクラゲについて熱く語って下さいました。
受講者も興味深そうに見入り、聞き入り、質問する人もいて、熱い雰囲気に包まれていました。
また、そのほか、クラゲを材料としたお菓子や料理を集めたワークショップも開かれ、
女性のみなさんの人気を集めていました。
有明海名物ムツゴロウの蒲焼きを体験してもらおうと無料でコーナーが設けられました。
お客さんは、ムツゴロウは知っていても食べるのは初めてという人が多く、
好奇心もくすぐられ参加していました。猛暑と炭火の熱で汗だくになりながら悪戦苦闘!
タレを何度もかけながら辛抱して焼き上げていました。
しかし、自分で焼いた味は格別なようで、みんな笑顔で珍味を味わっていました。
有明に面するこの地方では、その昔、土用の丑の日には、ウナギではなくムツゴロウを
食べて栄養をつけていたそうです。
そのほか・・・
この日の特別ゲストは、フンボルトペンギン!
Hi!タッチで、暑さに負けず 子供たちに愛嬌をふりまいていました。
イベント名 | 海と日本「ENJOY!有明海・玄海~体感しよう2つの海~in鹿島」 |
参加人数 | 約6,000人 |
日程 | 平成28年7月30日(土)10:00~15:00 |
場所 | 鹿島市 道の駅鹿島・干潟展望館 |
主催 | 海と日本プロジェクトin佐賀実行委員会、まえうみ市民の会、道の駅鹿島、佐賀大学低平地沿岸海域研究センター、鹿島市民立生涯学習・文化振興財団事務局、鹿島市民図書館 |
協力 | 佐賀県立太良高等学校生物科学部、長崎ペンギン水族館、マリンワールド海の中道、川田食品、写真家 乾祐綺、佐賀県玄海水産振興センター |